現代とゴシック

本書はまとめ方において秀逸である。

ゴシックは、死の忘却傾向をグロテスクに批判する。

精神偏重をして、死ぬ存在であることへ注意をうながす。

 

キーワード:タナトス 吸血鬼 人工生命 分身 廃墟 地下

 

参考

「ゴシックの解剖」    唐戸信嘉 著

動物扱いについて

「自己家畜化」とは、時に人を動物扱いすることに顕著に表れている。

 

キーワード:反応的攻撃性 能動的攻撃性

 

参考

「善と悪のパラドックス」   リチャード・ランガム 著

 

 

細分化

個人主義やオタクの時代、「お互いがわからない」細分化は進んでいるが、このわからない「何か」が爆発的に個人において創造されているのが現代である。

それを豊かとみるか、理解不足として損をしているのかは、無駄な議論ではない。

 

参考

「未来をつくる言葉」     ドミニク・チェン 著