2020-12-10から1日間の記事一覧

代数的幾何学の誕生(地球上の人間原理)

地球儀に線分は書けない。もし三角形を書くとすれば、三辺は大円弧、つまり地球の中心を通る平面の切り口でできる大円の一部に置き換える。 つまり歴史上ニュートンが出て、物理も数学も地球上で考えると言う人間原理が生まれ、やがてガウスやリーマンやオイ…

現実

現実の愛にはいくつかのかたちしかまだ現前していないが、臨床としてなら愛は無限のスタイルを持つと言うのが、ラカン氏の言説である。 しかしそれを現実にするかどうかについて、ラカン氏は無関心である。 参考 「ジャック・ラカン 精神分析の四基本概念」…

見せる必要のない部分(量子力学・暗黙知)

本書は秀逸である。 要約とは圧縮ではない。しかし速度論から言えば要約は必要だ。 考えるべき点は、データ圧縮や処理場所、経路の問題ではなく、人間学の総合ともいうべき要約であろう。 人間には見せなくてもいい部分が、量子力学のようにある。 人間や動…

入口と出口

本書は歴史が示す未来考察である。大人の事情、経済の事情等あるなか、その歴史は押さえておく必要がある。 それは成人式が共同体の出口なのか入口なのかということである。 中学まではその行政市の共同体に属しているが、成人後はほぼ共同体の中心は、別の…