リスクを理由とする複数の連帯の必要性について
本書は秀逸である。
体制の維持を前提とした「理性的」な意見を失いつつある。これはやがてコロナ禍の日本も同じであろう。
再立ち上げは将来を見通した事前のテレグラムやグループチャットの議論が必要であろう。
国家建設ナショナリズムと周辺ナショナリズムのバランス・保護では展開できない何かが存在してくる。
公共性の政治的次元は他者が他のようにあり、また他のようにあろうとする自由の肯定であるが、生政治により生命・所有の安全が、他を認めないより狭いものと解するべきなのだろうか。
いまこそ「リスクを理由とする連帯」(複数性の他)が必要であるというのは、国家・世界において必要な展開であろう。
参考
「香港危機の深層」 倉田徹 倉田明子 編
「政治と複数性」 齋藤純一 著