文化変容を評価する歴史学(文化唯物論)

本書は秀逸である。そこには「揺るがない心」がある。

 

今がおかしければ、過去にさかのぼる。

「連続性」を見つければ、そこには「解決策」が必ずある。

文芸批評家は、特に社会批評家でもありたいと望むときには、いつも歴史家である、と本書は言う。

「文化の変化を評価する能力」は、「現代と過去との間の尽きることを知らぬ対話」である。

 

キーワード:T・S・エリオット 文化唯物論 

 

参考

「懐古する想像力」     ステファン・コリーニ 著