技術論

なぜ技術だけが廃棄物となるのか?

それは「非ー本来的な」外部のシステムとして立ち上げられるからである。

瀕死の状況を生み出し、しかもそれを延命させるために、生命が生み出す無意識の分泌物であるからだ。

それは生の延命であり、死への加速という両義的な刹那を持つ。

 

「情報の蓄積は、歴史を測る基準ではなく、死に逆らって歴史を動かす意図から出てきた廃棄物、つまり自由の廃棄物にすぎない」からである。

 

キーワード:廃墟論 磯崎新 

 

参考

「哲学問題としてのテクノロジー」    室井尚 著