いまや物質的機会は豊かであるが、愛はない。
荒廃したネガティブな顕現。
死を知らないが、それは意味を持たない。
何も意味を持たないことの暗示だ。
中心を消去したから、疎外と不調和の感覚を作り出せることを、高学歴は学んだのだ。
このことを飲み込むことはかなり苦しいが。
わたしたちが欲しているもの(時間)と失ったもの(希望)、しかし彼らのようにならない可能性。
世界に命じることはわかっていても、自らの将来のためにどのように自分たちに命じるかはわかっていない。
そしてこれがつねに我々を脅かす不安を作り上げている。
参考
「エドワード・ヤン」 ジョン・アンダーソン 著