幾何学の測定

人間の共同性が増大したところで、客観的世界の果てが、「地球や宇宙」も全体として見られる、かつ住処となる。

こうして普遍的(全体的)なものは構成(認識)された。

しかしそこには全体以前の普遍的なものという構成がまだ残されている。

それが、支配はしないが普遍的なものを示す証明(幾何学的)、という幾何学である。

そして今、この幾何学で何を再び「測定」するのかという「太古性」が問われているのである。

 

参考

幾何学の起源」    ミッシェル・セール 著