認知行動と枠組み(目標の可視化について)

知らないうちに記憶が変わっていくのは、きちんとした枠組みがないからである。

ゆえに幾何学(数学)のような枠組みがあれば、そこでの認知行動は確かなものになる。

グルメが目で食べるように、ある目標を可視化し枠組みをつくることは、高い欲求を育てる。認知が欲求を生じるからだ。

対人的好意の心理においても、自分を好きな人を好きになるとか、顔を見た回数が多いだけ好きになるとか、趣味が合うとか、自己開示されたり褒められると好きになるというこれらの仮説は、目標に向かう認知的行動の枠組みとはまるで違うのである。

人は、枠組みのために、高い目標のために、数学的な「ハイダーのバランス理論」を「ナッシュ均衡」のように使うのである。

 

参考

「イラストレート 心理学入門」      齊藤勇 著

 

読書を学ぶ

読書の歴史を学ぶことは、「読書の不自由さ」を見出していくことである。

書物と読書の間には、保管・管理者と流通・仲介者が存在する。そうなるとたとえば、「移民」にとって読書は、あらゆる意味で狭くなることを強いられる。

書物が読者にたどりつくプロセスや道筋は、書物を享受する「場」と深く関係する。そこで動機・解釈・理解の意味も相当に変化するからだ。

つまり様々な結びつきをつくりだすということは、読書環境を方向付け制限する仕組みを浮き彫りにするからである。

 

キーワード:電子図書館

 

参考

改訂増補版「読書の歴史を問う」     和田敦彦 著

アルゴリズムから現代物理学の実装について

符号ベース暗号と多変数多項式暗号については、すでに知られているが、格子暗号と同種写像暗号については、現代物理的側面からの展開につき、サイドチャネル攻撃に備えなければならない。

 

キーワード:群 環 体 ベクトル 行列 楕円曲線 IND-CPA IND-CCA 

 

参考

「耐量子計算機暗号」      縫田光司 著

円文化論(充填問題とロボット工学の関係性について)

関連性を再考する。

「アポロニウスの問題」はやがて「充填問題」に展開されていく。

美術や建築、オーダーや四色問題や空間論がそれであるが、充填問題の本質は実は、レンチ(工具)やアクチュエータ等、現代のロボット工学の柔軟さに大きく貢献する理論だったと言うのが真実である。

 

キーワード:加減 オートメーション ニュートン力学ロジャー・ペンローズ インバータ

 

参考

「円をめぐる冒険」     アルフレッド・S・ポザマンティエ&ロベルト・ゲㇾトシュレーガー 著

景観と言語の現代

言語景観は、「文字言語で視覚的な情報であり、公的な場(私的なコミュニケーションではない)で不特定多数の読み手に対して発せられる。自然に、あるいは受動的に視野に入る書き言葉」と定義される。

そして最も基本的なことは、文字言語であって音声言語ではなく、意識的に読まれなければならないものではないということである。

 

参考

「言語景観から学ぶ日本語」      磯野英治 著

解釈学的な循環(剰余価値学説史)

人は追い込まれると、余裕がなくなると「嘘」をつく。

嘘をついて逃れようとする。政治も同じだ。

政治は好き好んでやるものではない。

余裕のある者、嘘で逃れようとしない「考える余裕のある者」がするべきである。

民主主義が「多数決」としても、多数に余裕がなければ、それは「代議制」とともに嘘をつくのである。

政治は「結論」(偉ぶる嘘)ありきではない、「可能性ありき」でしかないのだ。

 

参考

「新・政の哲学」     藤井聡 著

人間機能の潜在能力(正義・徳)

正義論・徳論に規範はない。

それゆえに徳・正義は、「非相対的・非対称的」であり、それは「人間機能」の「潜在能力」を表している。

正義や徳は規定しない。

つまり人間は、徳や正義を人に期待する必要は無く、まだまだ「創造」できるのである。

 

参考

「現代哲学の最前線」      仲正昌樹 著