意外な視点の重要性

アーチストは、和楽器、特に三味線のバチや糸巻、琴の爪、琴柱、琵琶などに象牙が使われていることを、普通の人以上に知っている。

なぜなら象牙は、ワシントン条約における国際間の移動規制があるからだ。

それゆえアーチストから保護を呼びかけてもらうことは1つの新しい切り口であり、同じように、何に何が使われているかということをイマジネーションを働かせて保護運動に拡げて欲しい、というのが本書の視点である。

意外なところ意外に使われていると言う認識が世界を拓く、と。

 

参考

「野生動物のためのソーシャルディスタンス」     戸川久美 著