循環的でエコロジカルな世界
複眼的で多次元的な、エコロジカルな世界の展開とはなにか?
それは多次元が否定し合わないものでなくてはならない。
すべてを肯定するには、現にある循環を示すことである。
それがエコロジカル(生態系)という偶然で必然である現在を現実の壁にぶつからないための思考である。
多くの視点も、他を否定することなく、一定の距離をとりつつ、「自然の営み」として提示すれば、見事に循環論に調和しうるからである。
そしてこのような相対的で循環的なエコロジカルな世界の出現は、読み手の意識や思考に強く働きかけるからである。
参考
「金子みすゞの童謡を読む」 ナーヘド・アルメリ 著