日本の過去と未来

政府が行うべき重要なことは、個人が既にやっていることを少し上手にやるとか、下手にやるとかではなく、現時点で誰もやっていないことをやることである。

            ジョン・メイナード・ケインズ

 

参考

「企業としての国家」     マリアナ・マッツカート 著

相乗効果

日本のレベルで「正倉院文書」を再考することは、隣国の歴史再構成にも役立つものであるというのが、現代の相乗効果である。

 

キーワード:写経機構 告朔解 敦煌・吐魯番文書

 

参考

「日本古代の文書行政」     矢越葉子 著

自然の階段と生命の階段(進展と展開)

生命の樹に樹状図は成り立たない。

生命の樹は網目状になる。

 

キーワード:重力場

 

参考

「進化38億年の偶然と必然」    長谷川政美 著

 

一人で振り返る記憶?

本書は社会学をうまく総括する。

 

個人の思うままには変形できない事実がある。(社会)

そこには良きにつけ悪しきにつけ、集合的沸騰と、ある集団の内部に属する人々の視点から過去の思い出を再構成する作用がある。

つまり同じ集団に属する「他者の記憶」を頼りに、過去の思い出を再構成することとも言えるからだ。

 

参考

社会学の基本 デュルケームの論点」 デュルケームデュルケーム学派研究会 著

財政と歴史

本書は、「国王私財」という言葉を中心のキーワードに据えることで、二つの財政原則を上手く説明し、歴史の流れと同期させている。

 

キーワード:議会依存 財政封建制 清教徒革命 王政復古 三大間接税 名誉革命

 

参考

「十七世紀イギリス財政史論」     酒井重喜 著