地方・中央集権・都市

地方の成熟から中央集権が生まれ来る。

地方に分布する土器はこうして都に集められ散存在した。

そしてそこから統一的な律令的読様式が生まれ地方に広がる。

やがて地方は中央集権に不満を持ち、地方とは違う中世的な都市国家が生まれていく。

その際、各都市に戻された土器は、ふたたび都市それぞれの特徴を見出してきて、歴史時代(通時・共時)ではくくれないものとなっていくのである。

 

参考

「入門 歴史時代の考古学」     近江俊秀 著