演劇的(対話的)、あるいは抽象的な

観者に対し絵画は、おそらく没入するほど演劇的な関係と呼ぶものを、はやく確立しなければならなかったのであろう、と本書は言う。

なぜなら絵画は徐々に抽象性を増し「観者を中心から外す」意図を持たなければならなくなった、というのが訳者の伊藤氏の解釈でもあるからだ。

 

参考

「没入と演劇性」    マイケル・フリード 著