自己意識の革新

自己意識は対象意識という標準的様態では単純に説明できない。

自己意識理論で「私」の主観用法をうまく説明するには、「私」がすでに無意識であり他性であることを、志向性においても、時間的にも身体的にも、相互主観的にも、事前に曖昧に含んでいなければならないということである。

そしてこの自覚のもとに、認知心理学行動経済学は困難の末に生まれ来たのである。

 

キーワード:バイアス 

 

参考

「かくて行動経済学は生まれり」    マイケル・ルイス 著  

「自己意識と他性」           ダン・ザハヴィ 著