2020-01-01から1年間の記事一覧

多動とAI(時代は人間をも変える)

「多動」の時代だからこそ、キャンプ場に行き火を眺め、釣り堀や川で浮きを眺める。 ボーっとしているようで、なぜか集中しうる快感がある。 テクノロジーの時代にあらゆることに無意識に気を配り、あらゆることから意識を外す、そんな環境にいて多動の時代…

スペキュレーション

怪獣大進撃 *文字が人面になる。 英国ゴシックの矜持 *世との照合を盛んに促しながらも、その正体の特定を拒み、自分の正体を探るよう問いかけ続ける。 ヴィクトリアン・ゴースト・ストーリーを超えて *徳(アレテー)の実践には、プラトンの弁証法よりソ…

危機の教育について

教育を受ける権利が平等にあるなら、なぜ選別させれる必要があるのでしょうか? 同じ公共放送を受講し、単位取得できると言う仕組みでも、問題ないのではないでしょうか? ネットワークやコミュニケーションレベルも現代は満たしていると思われます。 キーワ…

遊びと人間

人は幼いころのなぜを学びます。 なぜ環境は大きいのに、目は2つ、耳は2つ、眼は2つ、手は2つ、足は2つのでしょうか?、と。 そこから人間ならではの、面白い遊びの創造が始まるからです。 参考 「ヒューマンファクター」 日本ヒューマンファクター研究所…

ネットワーク社会と企業の別命

都市やネットワークは、これからも「冪乗則」のスケーリングに添うだろう。 ネットワークの推進力はけた外れに強い。 しかし大きくなり縮小して消えて行く企業の寿命はそれには従えない。 ゆえにソーシャル・ネットワークの基盤を支える企業ですら、例外では…

フェイクとリアルの過渡期

本書にはヒントがある。 たぶんAIは法のような1対1対応ではなく、貨幣のような存在となるであろう。 この代替性はまさに通貨(ブロックチェーン等)となる。 特定の価値と特定の手段が1対1対応ではないことに気づく時代がそこまで来ているのかもしれない…

中国経済

本書から考察するに、過去・今後の競争優位を中国に見出す。 移民政策・国際貿易は、低賃金労働者の移動による。 そこで成果を得られるのは中国人だけである。 開発経済と称して国外に国家として移住させることから利益を得れるのは中国だけだからである。 …

リスクを理由とする複数の連帯の必要性について

本書は秀逸である。 体制の維持を前提とした「理性的」な意見を失いつつある。これはやがてコロナ禍の日本も同じであろう。 再立ち上げは将来を見通した事前のテレグラムやグループチャットの議論が必要であろう。 国家建設ナショナリズムと周辺ナショナリズ…

毛布の端

赤ん坊が大事に持っている毛布の端やぼろ布は、離れている母親の代わりではない。 それは手が編み物(包む)を創造するように、自分が母親に依存しない為に、自立のために持たれる毛布の端・ぼろ布(自己防衛の創造)なのである。 参考 「HANDS」 ダリ…

エクリチュールと読書

本書は秀逸である。 「本を読む」ことそのものより、「本を手掛かりにして、考えること」を推奨するエクリチュール。 主体は著者ではなく読み手の方。 仮説を浮かび上がらせる。 「わたし」の隠れ蓑になる。 共に進む乗り物になる。 対話の媒介になる。 参考…

タイプとトークンの区別Ⅱ

*二つの文章を違う色で重ねて印刷し、読むときにどちらかの半透明フィルムを重ねてみると、フィルムと違う色の文章だけを読むことが出来、紙の節約ができる。 *直交周波数分割多重では、最初に文字の横と縦を入れ替える(ひと手間)を加える。 *帯域割り…

幇助に対する詰問

本書の肝は、その一貫性にある。安楽死問題の議論がそれである。 もし「治療行為の中止によって患者を死ぬにまかせる」(消極的安楽死)が許されると考えるならば、「患者に致死薬を投与して死をもたらす」(積極的安楽死)を認めないのは一貫性を欠く、とい…

頻度の高まり

結果、「運行頻度の高まり」が、直接的な利用の価値を高めるだけではなく、鉄道のオプション価値や非利用価値を高めることが示唆されているのはわかるが、あらゆる企業においては運行頻度を「回転率」で置き換えている。 そう考えれば「回転」はもともと「距…

「弱い人間原理」解読

たぶん初めに「自然種」によって「分節化」されたのである。 それは、「物理的帰納」を有する「言語分節化機能」(生成文法)と「プランク定数」という「物理量分節化」を得たのである。 そしてその上を超えていく機能は、「確率種」の上乗せによる。「分布…

ミッキーマウスの完成

ミッキーマウスの「手」が、キャラクターを完成させたと思うのは、私だけでしょうか。 うまく手をにぎれた感じです。 参考 「ミッキーマウス展」 森アーツセンターギャラリー

内在平面と道徳的非実在論(再考)

ドゥルーズ氏の「内在平面」が「非認知能力」とすれば、それが「外の思考」でも矛盾しない。 「実存」に距離を置く「プラグマティズム」が成立する余地を残すからだ。 また、カント氏の「超越論」とヒューム氏の「道徳的非実在論」も、「非認知主義解釈」と…

ヘイフリック限界

その細胞が秘めていたものとその展開は素晴らしい。 ウイルスには細胞が必要だ。 ヘイフリック「WI-38細胞」は、ヒト由来の培養細胞ゆえに、サル等動物の寄生ウイルスや毒性を持つ感染症保持の危険細胞ではなく、安全にウイルス感染する細胞研究を展開…

発行権をめぐる歴史について

本書は秀逸である。 連邦準備制度成立時、ウオール街の支配から国家の通貨とクレジットシステムを民間の手から離そうとするが、結局ドルの発行権を握ったのは、民間銀行だった。 合衆国政府は連邦準備銀行の株式を所有しておらず、各区にある金融機関が株式…

完全競争社会とAI(他者論)

AIにある問題も、問題は今あることと同じである。 人間が人間をどう扱うか、人が他者をどう扱うかである。(AI論の脅威はいまだ他者論そのものである) 「人間の人間的な利用」、これは永遠のテーマである。 例えばいまでも、われわれは、みずからが切望…

孤立無縁の臨床(場の理論)

本書は秀逸である。 哲学は理解することを求め、世界観を与えることに努めるが、他方、精神分析にとって、単に世界は存在しないのであり、重要なのは理解するということではまったくない。 重要なのは、何よりもまして、聞くことである。 精神分析は哲学のよ…

何からでも学べます

読売テレビ 『極主夫道』 おすすめです。

認知行動と枠組み(目標の可視化について)

知らないうちに記憶が変わっていくのは、きちんとした枠組みがないからである。 ゆえに幾何学(数学)のような枠組みがあれば、そこでの認知行動は確かなものになる。 グルメが目で食べるように、ある目標を可視化し枠組みをつくることは、高い欲求を育てる…

読書を学ぶ

読書の歴史を学ぶことは、「読書の不自由さ」を見出していくことである。 書物と読書の間には、保管・管理者と流通・仲介者が存在する。そうなるとたとえば、「移民」にとって読書は、あらゆる意味で狭くなることを強いられる。 書物が読者にたどりつくプロ…

アルゴリズムから現代物理学の実装について

符号ベース暗号と多変数多項式暗号については、すでに知られているが、格子暗号と同種写像暗号については、現代物理的側面からの展開につき、サイドチャネル攻撃に備えなければならない。 キーワード:群 環 体 ベクトル 行列 楕円曲線 IND-CPA IN…

円文化論(充填問題とロボット工学の関係性について)

関連性を再考する。 「アポロニウスの問題」はやがて「充填問題」に展開されていく。 美術や建築、オーダーや四色問題や空間論がそれであるが、充填問題の本質は実は、レンチ(工具)やアクチュエータ等、現代のロボット工学の柔軟さに大きく貢献する理論だ…

景観と言語の現代

言語景観は、「文字言語で視覚的な情報であり、公的な場(私的なコミュニケーションではない)で不特定多数の読み手に対して発せられる。自然に、あるいは受動的に視野に入る書き言葉」と定義される。 そして最も基本的なことは、文字言語であって音声言語で…

解釈学的な循環(剰余価値学説史)

人は追い込まれると、余裕がなくなると「嘘」をつく。 嘘をついて逃れようとする。政治も同じだ。 政治は好き好んでやるものではない。 余裕のある者、嘘で逃れようとしない「考える余裕のある者」がするべきである。 民主主義が「多数決」としても、多数に…

人間機能の潜在能力(正義・徳)

正義論・徳論に規範はない。 それゆえに徳・正義は、「非相対的・非対称的」であり、それは「人間機能」の「潜在能力」を表している。 正義や徳は規定しない。 つまり人間は、徳や正義を人に期待する必要は無く、まだまだ「創造」できるのである。 参考 「現…

食品安全マネジメントの改訂

「なぜ、改訂ISO22000:2018なのか」、本書は問う。 なぜならフードチェーン企業が「食品構成段階論」において、食品の安全性確保をもっとも体現していたからである。 そこで長年のISO審査活動やコンサルティング活動を通じて、フードチェー…

大晦日と新年

大晦日と新年の重要性は、現在いつの間にか逆転している。 新年に新しい「もの」や「こと」が生まれ来ることなどどうでもいい。 それよりも感謝の気持ちを持って一年を終える気持ちの「大晦日」の概念の方が重要だ。 大晦日に長生きを期待するための蕎麦食な…